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フジフイルムX100Fは今でも買う価値がある?所有欲と実用性を徹底レビュー

X100F

富士フイルムX100Fは、2017年発売から年数が経った今も根強い人気を誇る高級コンパクトデジタルカメラです。

理由は手に取った瞬間に感じる所有欲、撮っていて楽しい使用感、そして作品づくりに没頭できる画作りの良さにあります。型落ちモデルとはいえ、写真好きの心をしっかりつかむ魅力が残っています。

この記事では、X100Fを実際に使った視点から「所有欲」「操作性」「描写力」「どんな人に向いているか」「今買って後悔しないのか」をわかりやすく解説します。

結論:X100Fは今でも“十分すぎるほど使える名機”です

結論からお伝えすると、X100Fは現在でも写真を楽しむためのメインカメラとして十分に活躍できる1台です。

理由はシンプルで、画質・操作性・携帯性・デザインのバランスが非常に優れています。

後継機のX100VやX100VIが登場しても、X100F独自の魅力は色あせていません。

鎌倉 asunaro X100F撮影


X100Fが今も選ばれる理由

X100F本機

1. 所有欲を刺激するクラシックデザイン

X100シリーズの魅力は、手にした瞬間の満足感にあります。
X100Fも、金属外装の質感、ダイヤル操作の心地よさ、レンジファインダーのスタイルが絶妙で、カメラを持ち歩く行為そのものが楽しくなります。

このような街角のスナップでも、質感のある描写と落ち着いた色味がしっかり活きます。日常の風景を丁寧に切り取れる点は、X100Fならではの魅力です。


2. “写真がうまくなった気がする”フィルムシミュレーション

X100Fは、富士フイルム独自のフィルムシミュレーションが豊富です。

  • クラシッククローム
  • PROVIA
  • Velvia
  • ACROS(モノクロ)

特にクラシッククロームは、スナップ撮影との相性が抜群で、湿度感のある落ち着いた色を簡単に出すことができます。


3. 換算35mm相当の画角が“日常のすべて”を捉えてくれる

X100Fのレンズは23mm(フルサイズ換算35mm)の単焦点。
この画角は、街スナップから旅行まで幅広くカバーでき、構図づくりも自然です。

こうした路地の空気感も、35mmならではのバランスで収められます。
過度に広すぎず、寄りすぎず、見たままの臨場感を残せる点が人気の理由だと思います。


4. 携帯性と軽さが“毎日持ち出せる”を叶える

X100Fは見た目以上に軽くコンパクトで重さ469g(バッテリー、SD含み)でこれが想像以上のメリットで、カバンに忍ばせておいても邪魔になりません。

一眼レフや大型ミラーレスでは撮れなかった、日常の一瞬を確実に拾えるカメラという立ち位置が、X100Fの価値を押し上げています。


5. 今でも通用する描写力

型落ちとはいえ、2430万画素の描写は十分に実用的でAPS-Cサイズ(X-TransCMOSⅢ)むしろ“ちょうどいい解像感”と感じる人も多いです。


実際の使用感:暮らしと旅にフィットする名相棒

街スナップでの操作感

ダイヤル操作が中心で直感的。
絞りリング・シャッタースピード・ISOの配置がすべて“手が覚えていく”位置にあり、シャッターを切るまでの流れがとてもスムーズです。


夕景・夜景にも強い

暗所性能も必要十分です。

このような夕景の情緒をしっかり描き切ってくれるのはX100Fの強みです。
フィルムライクな雰囲気づくりでは、むしろ最新機より“味”を出しやすい部分もあります。


スナップ用途ならフォーカス速度も問題なし

最新機と比べるとAFの速さは劣りますが、街撮りや日常撮影では必要十分です。
特にAF-Sでの使い勝手は安定しています。


どんな人がX100Fを購入すべきか?

X100F購入に向いている人

  • 写真の“雰囲気”を大切にしたい人
  • カメラを持ち歩くライフスタイルを楽しみたい人
  • フィルムライクな色味が好きな人
  • 単焦点で作品作りをしてみたい人
  • 撮影のたびに「気分が上がるカメラ」が欲しい人

X100Fに購入に向かない人

  • AFの速さや性能を最優先したい
  • 望遠・ズームを使った撮影がメイン
  • 動画性能を重視する

こうした用途では最新ミラーレスの方が適しています。


型落ちなのになぜ人気?

結論として、X100Fは“完成された形”のカメラ**だからです。

  • デザインの完成度
  • 操作系のわかりやすさ
  • ちょうどいい画素数
  • 個性的な描写

これらが組み合わさり、時代に左右されない価値を持っています。
中古市場でも価格が高止まりしているのは、その魅力の裏付けです。


今購入して後悔しない?

購入するメリット

  • 作品づくりにハマる描写と操作性
  • いつでも持ち歩ける携帯性
  • デザイン性が高く所有欲を満たす
  • 型落ちゆえ価格が少し抑えられている(※とはいえ依然高い)

購入するデメリット

  • 後継機のX100V・X100VIと比べるとAFが遅い
  • バリアングルがないため動画向きではない
  • 価格が年々上昇しやすく、状態の良い個体は高額

X100Fは“買ってからが楽しくなる”カメラです

X100Fは撮るたびに「買ってよかった」と思わせてくれるカメラです。
技術的なスペック以上に、カメラを使う体験そのものが楽しくなるこそ最大の魅力です。

  • 休日の散歩
  • 旅行
  • 街スナップ
  • 夕景・夜景撮影
  • カフェ巡り

こうした日常の瞬間が、X100Fを通すことで物語のある写真に変わります。

都内某所 asunaro X100F撮影


まとめ:X100Fは今でも胸を張っておすすめできる1台

結論:X100Fは“今買っても後悔しない高級コンデジ”です理由は・・・

  • 独特のフィルムライクな色
  • ハンドリングの良さ
  • 作品づくりに集中できるシンプルな構造
  • 持ち歩きたくなるデザイン
    これらが満足度を高めてくれるからです。

X100Fは単なるカメラではなく、撮る喜びを思い出させてくれる相棒
初めての高級コンパクトとしても、サブ機としても、自信を持っておすすめします。