はじめに
カメラは決して安い買い物ではありません。だからこそ日々のメンテナンスを怠らず、大切に使い続けることが大事です。
本記事では、初心者でも簡単にできる「正しいカメラのメンテナンス方法」をまとめました。カメラを長く愛用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
カメラメンテナンスが大切な理由
結論から言うと、カメラの寿命を延ばすためです。
カメラは精密機械のため、ホコリや湿気、衝撃に弱い特性があります。
メンテナンスを怠ると、性能劣化や故障リスクが高まります。結果的に高額な修理費がかかったり、最悪の場合買い替えを余儀なくされることもあります。
たとえば、防湿庫に入れずに放置してカビが生えたレンズは、清掃に数万円かかるケースも珍しくありません。
だからこそ、普段から正しくメンテナンスして、トラブルを未然に防ぐことが重要なのです。

正しいカメラメンテナンス方法【基本編】

1. 使用後は必ずボディとレンズを軽く拭く
- 柔らかいマイクロファイバークロスを使用
- 指紋やホコリを軽く拭き取るだけでOK
- レンズ表面は特に丁寧に扱う
ポイント:力を入れず、やさしくなでるように拭きましょう。
2. エアブロワーでホコリを吹き飛ばす
- レンズ表面、ボディの隙間にたまったホコリを除去
- センサークリーニングは専門店に任せるのが無難
ポイント:絶対に口で息を吹きかけないこと(唾液でシミになる危険あり)。
3. 防湿庫またはドライボックスで保管する
- 湿気によるカビ防止には必須
- 目安:湿度40~50%を保つ
- 簡易タイプならドライボックス+乾燥剤でも可
ポイント:防湿庫はカメラを長持ちさせる最強アイテムです。
正しいカメラメンテナンス方法【応用編】
1. 長期間使わないときはバッテリーを外す
- バッテリー劣化・液漏れを防止
- 本体内にバッテリーを入れたまま放置しない
2. レンズマウント部をこまめに掃除する
- 接点の汚れは通信不良を招く原因
- エアブロワーとクリーニングクロスで優しく対応
3. 撮影地に応じたメンテナンスを心がける
- 海辺→塩分で腐食リスク。撮影後は必ず拭き取り
- 砂漠や山→細かい砂・ホコリが大敵
撮影環境によってリスクが異なるため、帰宅後のメンテナンスも柔軟に変えましょう。
アイテム | 用途 | おすすめ商品例 |
---|---|---|
マイクロファイバークロス | 指紋・ホコリ除去 | 【HAKUBA】レンズクリーニングクロス |
エアブロワー | ホコリ除去 | 【HAKUBA】強力ブロアーブラシ |
ドライボックス | 湿気対策 | 【ナカバヤシ】防湿庫 ドライボックス |
レンズペン | レンズ表面クリーニング | 【レンズペン3】カメラ用クリーナー |
Q:センサークリーニングは自分でやっていい?
A:基本的にはおすすめしません。センサーは非常に繊細なので、専門業者に依頼しましょう。
Q:防湿庫は高いけど必要?
A:長期的に見ると、防湿庫導入は「修理代を節約できる投資」と考えたほうがいいです。数千円~2万円程度で手に入るモデルでも十分役立ちます。
カメラは正しいメンテナンスを続けることで、驚くほど長持ちします。
本記事で紹介した方法は、初心者でもすぐに実践できるものばかりです。
今日から次の3つだけでも実践してみてください。
- 使用後は必ず軽く拭く
- エアブロワーでホコリを吹き飛ばす
- 防湿庫またはドライボックスで保管する
大切なカメラと、いつまでも楽しい撮影ライフを続けていきましょう!